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iPhoneのテンキーのラベルについて考えてみた

iPhoneのテンキーには、フリック(タッチ&スライド)して素早く入力できる、画期的な入力方法が搭載されている。
例えば「ま行」では、左が「み」上が「む」右が「め」下が「も」(図1)と、時計回りに並んでいて、それぞれの方向にフリックすれば、長押しせずとも入力ができるという仕組み。

しかし、最初のうちは上下左右に何の文字が割り当てられていたのか、なかなか憶えられない。
そこで、判断が少しでも容易になるような案はないかと、ラベル(ボタンに描かれている文字)について考えてみた。

先頭文字のみではなく、ぜんぶ描いてしまったら?

iPhoneのテンキーは、例えば「ま行」では、図2-Aのように「ま」の字のみが描かれている。
大きくて見やすいので、「ま行」だということはすぐにわかるが、「み〜も」の各方向についての情報はゼロ。

そこで、図2-Bのようにぜんぶ描いてしまうのはどうだろうか。
こうしておけば、目的の文字が「み〜も」の中にあっても、どの方向にフリックすればよいのかすぐに判断できそうだ。

ということを思いつき、実際にグラフィックソフトで作ってみたのだけれど、どうもごちゃごちゃしてしまって、かえって使いづらいのでは?とまで思えてきてしまった...。
パッと見ちょっと気持ち悪いし。(笑)
実際に使ってみたら気にならないのかもしれないけど、ユーザーが変更できる部分ではないので、試したくても試せない。
この程度のアイディアは、おそらくアップル社内でも出ていると思うので、こうならなかったということは、やはりごちゃごちゃが原因なのだろうか。

ラベル表示が自動的にかわるのはどうか?

仮に、ごちゃごちゃが原因だとしても、ぜんぶ描いてあるのは、最初のうちはありがたいのでは?
しかし位置を記憶してしまったユーザーにとっては、ジャマかもしれないので、設定でオンオフできるといいだろう。
しかし設定項目を増やすと、こんどはそちらが煩雑になってくる。
もう少しスマートな方法はないか。

そこで、最初のうちはぜんぶ表示されていて、一定の回数、入力されると、徐々に表示されなくなる、というのはどうだろう?
それも五十音すべてが同時にではなく、よく使う文字だけが消えてゆく。
また、消えるのも、条件を満たしたら即座に消えるのではなく、だんだん薄くなってゆくとか。(図3
それから、一度、消えた文字でも、久しく使っていない文字は復活してもいいのかもしれない。
あんまり色々やりすぎると、さらにごちゃごちゃな感じになるかもしれないけど、こんなキーボード、ちょっとおもしろそうだと思いませんか。

関連リンク
アップル - iPhone - 特長 - キーボード - apple.com/jp/iphone/features/keyboard.html

このページの関連画像

[図1: 「ま」を長押しして「ま行」を展開した様子]
図1: 「ま」を長押しして「ま行」を展開した様子

[図2-A: iPhoneのテンキーには先頭文字のみが描かれている]
図2-A: iPhoneのテンキーには先頭文字のみが描かれている

[図2-B: 文字をぜんぶ描いてしまうのはどうだろうか]
図2-B: 文字をぜんぶ描いてしまうのはどうだろうか

[図3: 使用頻度により文字がだんだんと消えてゆく様子]
図3: 使用頻度により文字がだんだんと消えてゆく様子