サンデールーム通信 (其ノ一)

今日車を運転していたら久々に虹を見てしまった。低い空に大きく広がっていた。
B級映画のCG合成された夕焼けみたいで、リアリティーのない光景。だけどこれは現実なんだなーと思ってぶるっと感動。偽物みたいな本当のこと、いい世界だなー。
今わたしが生活している前橋は、すっかり秋のなか。しばらくすると紅葉が始まり、てくてく遠くまで散歩が楽しくなる。だんだん寒さが増してくるこの時期は、ミルクティーが断然おいしくなる。とろりとしたおいしそうな色と甘い香りで、お茶をいれる過程まで暖かい、いい気分。同じ分量の茶葉、お湯、ミルクを使っているのに毎回違う味のものが出来あがる。慎重にいれたときより、家族とおしゃべりしながら乱暴にいれたときなんかにびっくりするぐらいおいしいミルクティーが出来てしまったりするから面白い。
サンデールームでお客さまにおだしするお茶やお菓子も、毎回微妙に変化がある。もちろん改良の結果ということもあるけれど、やっぱり生の人間がつくるものにはその息遣いが現れる。そんなささいな変化を感じ取れることも含めて、カフェってリアルな情報交換の場という役割を担っていると思う。お店までの道のり、店員さんとの会話、好きな席を探して丁寧にいれられたお茶を待つ時間、初めて聞く音楽や周りの人々への興味。いろんな人がそれぞれの関心を満たせる居心地のいい世界がある、素敵なカフェには。いいなあ、やっぱり。
そんなことを考えながら今後のサンデールームの展開を思案しているわけです。『心地よさ、生の感覚』を重点にして、いい部屋作りができれば最高だし、そんな場所が増えていったらいい世の中になるだろうなーって思いませんか???
つづく

福島つきみ(ふくしまつきみ)
カフェ・サンデールーム企画
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