言葉が通じない世の中なんて嫌なもんです。言葉が通じなかったら、腕に物を言わせるしかないでしょう?
この「季刊・西のあけぼの」で紹介した人たちは、人と繋がってこうという気持ちを持っている人たちです。自分がある意志をもってやっていることを、言葉で表現し、自分へはない誰かと繋がろうとしている。いや、はなっから人と繋がることはできなくて、まずは人と繋がるための自分の形を確かめているようにも見えます。とりあえず、「やりたいこと」を得た・見つけ出した、ということだけは判っている。そしてその方向にどんな人がいるのか、それぞれの場所でそれぞれ動きながら、待っている。誰かと融合したいのではなく、あくまで一個の存在であるという自覚、基本は自分の足で立つ、自分の言葉で物を言う、そういう前提で人間関係を作っていく。それを繋ぐのが言葉であり、言葉の糸で紡がれた網目が広がれば、知らない人に道で殴り殺されたりしなくてすむような気がするんですが。どうでしょう?